戦後の私と思い出犬、シリーズ(2)
2018年 02月 11日
今年、埼玉県草加市の大雪報告です。
1月22日夜
家の前の街燈が明るい上に雪の白さが勝って
昼間のような雪景色、
その中、夜遅く雪かきする人、
朝の通勤人の為に少しでも楽に通れるようにと
優しいご夫妻です。
私達も雪かき手伝おうと・・
其の時、
高齢者は中に入って~~!
有難う!と言って暖かい家に出戻った。
その旦那と私は同い年()
こんな時は直ぐ言う事聞いて素直です。すみませ~~ん
雪も治まり快晴の日、平和ネットの会員と共に靖国神社の
遊就館へ出かけました。(1月26日)
子供の頃は母が時々靖国神社にお参りに来た事を
思い出させてくれますが、
大分当時と変わりました。
遊就館は初めて入ります。
この建物があったことも覚えてません。
遊就館の中の展示物、ロビーに設えてあります。
さてさて、前回の犬の話の続きです。
今回、靖国神社の掲載で、犬の話と関連する
子供の頃の体験が思いだされるのが沖縄戦の映像です。
その沖縄戦でのテレビで放映される
「白旗の女の子」の画像
ご覧になった事がありますか?
写真では分からないが、画像で見た時に
子供が体中ブルブルと震えているのです。
沖縄戦だけでなく、世界中で戦争の真下、
子供達が体中震えている場面に会う度に
遣り切れなく、どっと!涙があふれ出ます。
幼い時に一度だけ、体中がブルブル震え
立ち尽くしたことがあるからです。
前回、赤犬の話をしましたが、
戦後、生きるのが精いっぱいで、犬も飼われていればいい方で
野良犬も多かったのです。
東北の震災でも同様でしたが、野良犬が狂犬病を振りまき
子供の頃は、保健所の叔父さんが
繋がれてない犬は捕らえられたのです。
当時の子供達は
「犬殺しが来た!」と、叫び、
自分の処の犬は抱きかかえて家に飛び込んだのです。
リヤカーの狭い檻に捕まった犬達が泣き叫び
私の目前(7~8m)
私のおでんを取った隣の赤犬が
針金のワッパに首を吊られ
キャンキャン泣き叫び
バタバタと暴れた姿を見た瞬間
私は体中がブルブル震え、
家に駆け込もうにも震えが止まらず、
体も動かず立ちすくんでしまった。
犬殺しの叔父さんが去ったあと
漸く家に戻り
お母さん!お母さん!
赤が次郎が!
吊れて行かれた~!と、泣いて叫んだ!
取りに行って~~!と、
何度も頼んだが、母は
大丈夫だよ!
隣のおばさんが保険所に取りに行くからと、
諭されたが、結局、次郎は帰ってこなかった。
次郎の鎖だけを毎日眺め
もっと沢山のおでんを上げれば良かったと
子供心に悲しく後悔した。
今でも、犬殺しと思っていたその叔父さんの
恐ろしい顔と赤毛の次郎の暴れる姿が確りと目に映るのです。
あの体中の震えはあの時、一度だけだった。
恐怖、悲しみ、不安、
子供だからなのか?解らないが、
想いは全部体に影響するのだと
思いました。
体験しない今は、幸せだが、
先のことは分からない
今の今を大切に生活して行こう。
ご訪問ありがとうございました。
次回も犬物語シリーズ(3)
ツボネの感動編です。
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